圧倒的なスピードで
自分を成長させるヒントは
「音声学習」にありました。
「読書は読むもの。誰かが読んだ本を耳で聴くなんて邪道でしょ」
「音声学習に興味がないわけじゃないけど、やり方もわからないしなんとなく面倒くさそう」
その気持ち、すごくよくわかります。
つい最近まで、私自身が思っていたことですから。
でも実際に音声学習をやりはじめてみたら、これがめちゃくちゃよかったんですよ。
大げさではなく、一日の中で読書についやす時間が倍増して、音声学習をはじめる以前よりずっと早く、自分が進化していくのを感じています。
だから音声学習のメリットや具体的な勉強方法を、仕事と勉強の両立に悩む多くの人に知ってもらうために、この記事を書くことにしました。
「読書や資格の勉強をがんばりたいけど、なかなか時間がとれなくてモヤモヤしている」あなたにこそ、ぜひ読んでいただきたいです。
音声学習(耳勉強)のメリット


「音声学習には、どんなメリットがあるの?」
脳科学研究でも効果が実証されている音声学習には、さまざまなメリットがあります。
- いつでもどこでも勉強できる
- スキマ時間を有効活用できる
- コスパ・タイパがいい
- 勉強を継続しやすい
- 思考力や記憶力が強化される
今回は上記の5つをくわしく見ていきましょう。
いつでもどこでも勉強できる
耳で勉強する音声学習は、スマートフォンが1台あれば、いつでもどこでも勉強できます。
本を読んで勉強しようと思ったら、二宮金次郎のように歩きながら読書をするわけにもいかないので、イスに座るか、立ちどまる必要があります。
また両手がふさがるので、ほかのことと同時におこなうのは難しいです。
しかし音声学習であれば、歩きながらでも、家事をしながらでも、食事中でも手軽に勉強できます。
スキマ時間を有効活用できる
音声学習は、イヤホンをつけてスマホの再生ボタンを押すだけで勉強できるので、日常のちょっとしたスキマ時間を有効活用できます。
- 通勤・通学中
- 運転やドライブをしながら
- 家事や育児をしながら
- 食事をしながら
- 仕事の休憩中
- 入浴をしながら
- 筋トレやジョギングをしながら
- 犬の散歩をしながら
- 寝る前の布団の中で
上記以外にも、さまざまなシチュエーションを勉強時間に活用できるのが、音声学習の大きなメリットのひとつです。
コスパ・タイパがいい
勉強のコストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)の面からみても、音声学習にはメリットがあります。
まずはコスパ(費用対効果)。
音声学習であれば、無料で勉強をスタートできます。
YouTubeやVoicyを中心に、ビジネススキルやライフハックを無料で学べる有益な音声コンテンツが充実しています。
オーディオブックは基本的に有料ですが、聴き放題プランなら月額費用は本1~2冊分。
たとえばAmazonのAudibleの聴き放題プランは月額1,500円ですが、2か月の無料期間(※執筆時点)があるので、音声学習が自分にあうかどうかを試すことも可能です。
つぎに、タイパ(時間対効果)。
ほとんどのアプリやサービスでは、倍速再生の機能を利用できます。
(ふつうの読書にも言えることですが)オーディオブックは、本を1回聴いただけではあまり意味がありません。
行動が変わるレベルにまで本の内容を落とし込むためには、1冊を5~10回は聴くのがオススメです。
しかし何度もくりかえし聴くには相当な時間がかかりますよね。
そこで倍速再生。
1.2~1.5倍速ほどでサクサク聴けば、スキマ時間に効率よく知識を身につけられます。
勉強を継続しやすい
音声学習は、勉強のハードルが低いです。
普段あまり本を読まない人にとって、本を開いて文字を読むのはなかなか骨が折れますよね。
「今から本を読むぞ!」と、ちょっと気合いをいれないと読書ができない人も多いかもしれません。
しかし音声学習には「自分で読みすすめる」という工程がありません。
テレビやラジオと同じように勝手にすすんでいくので、受け身の姿勢でも学べます。
心理的な負担が小さいので、勉強を継続しやすい点は、音声学習の大きなメリットのひとつでしょう。
思考力や記憶力が強化される
音声学習は、じっと座ってやるより、何かほかの活動とセットでおこなう人がほとんどですよね。
さまざまな研究で、適度な運動をすることで脳が活性化し、思考力や記憶力の強化、学習効果の向上につながることが報告されています。
参考:受験勉強の効果を上げる運動とは?|ベネッセ教育情報サイト
つまり、カラダを適度に動かしながら音声学習をすることによって、より効果的に知識やスキルを身につけられる可能性があるのです。
ジョギングやサイクリング、筋トレなどの運動はもちろん、料理や洗濯などの家事も音声学習と相性がいいですね。
音声学習(耳勉強)で学べるジャンル


「音声学習ではどんな勉強ができるの?」
音声学習というと、英語のリスニングくらいしかないと思っている方も多いのではないでしょうか?
のちほどくわしくご紹介するオーディオブックやYouTube、Voicyなどを活用すれば、ほとんどありとあらゆる分野の勉強ができます。
以下は一例。
- 自己啓発・成功哲学
- ビジネス(ビジネススキル、経済、起業・副業)
- お金(貯金・節約、投資、マネーリテラシー)
- 話し方、コミュニケーション
- 人間関係、メンタルヘルス
- 健康(食事、運動、睡眠)
- 恋愛、夫婦関係
- 子育て、親子関係
- 資格
- 受験勉強
- 語学
- 歴史、哲学、文学
なにかピンとくるジャンルは見つかりましたか?
いきなりアレもコレも学ぼうと欲張らずに、まずはいま自分が困っているものや悩んでいることから、すこしずつはじめてみてください。
音声学習にオススメのアプリ・サービス


「音声学習にメリットがあるのはわかったけど、どうやって勉強したらいいの?」
音声学習の方法には、大きく分けて以下の3つがあります。
- オーディオブックで学ぶ
- 動画配信アプリで学ぶ
- ラジオアプリで学ぶ
それぞれの特徴やメリットをくわしく見ていきましょう。
オーディオブックで学ぶ
オーディオブックは、本を朗読した音声を聴いて、耳で読書ができるサービスです。
音声を聴くだけでいいので、読書が苦手な方でも手軽にはじめられます。
後述する動画配信アプリやラジオアプリとくらべると、歴史的な偉人や各界の専門家が書いた、信頼感のある濃い内容を手軽に学べるのがオーディオブックのメリットでしょう。
また子どもに読書の習慣をつけさせるためのキッカケとしても注目される勉強法です。
もちろん大人でも、読書の習慣を身につけたい人は、オーディオブックからはじめてみるのもオススメですよ。
代表的なオーディオブックのサービスは「Audible」と「audiobook.jp」。
2つのサービスの違いを簡単にご紹介します。
Audible


Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックのサービスです。
特徴は、
- 12万以上の対象作品が聴き放題
- オフライン再生や倍速再生(0.5~3.5倍)が可能
- プロの声優や俳優による朗読も
Audibleオリジナル作品やポッドキャストも聴き放題です。
また契約の縛りもないので、いつでも解約できます。
月額料金は1,500円(税込)
30日間の無料体験があります。
※2023年5月9日まで2か月無料キャンペーン中
※オーディオブックの単品購入もできますが、1冊2,000~3,000円がほとんどなので、聴き放題プランを契約したほうがお得です
audiobook.jp


audiobook.jpは、会員数250万人以上をほこる日本最大級のオーディオブックサービスです。
特徴は、
- オーディオブック作品数は15,000点以上
- オフライン再生や倍速再生(0.5~4倍)が可能
- プロの声優やナレーターによる朗読
契約プランが豊富なのもaudiobook.jpの特徴です。
対象作品を好きなだけ聴ける「聴き放題プラン」のほか、
- 最新作やベストセラーも対象の「月額会員プラン」
- オーディオブックと交換できるチケットが毎月付与される「チケットプラン」
も用意されています。
聴き放題プランの月額料金は1,080円(税込)
年割プランなら29%OFFの月767円で利用できます。※一括払い 9,200円/年
Audibleとaudiobook.jpはどちらがオススメ?
「結局Audibleとaudiobook.jpはどっちがいいの?」
Audibleとaudiobook.jpは、どちらもサービスです。
どちらをえらぶかは「自分の聴きたい作品が多いかどうか」で決めるのがよいでしょう。
- Audibleとaudiobook.jpの両方で聴ける本
- Audibleでしか聴けない本
- audiobook.jpでしか聴けない本
どっちがよいということはなくて、上記のどのパターンかは作品によってマチマチです。
ただ体感ですが、日本語の、とくに名著やベストセラーのビジネス書・自己啓発書に関しては、audiobook.jpのほうがやや充実している印象。
※リサーチ会社が2021年におこなった調査では、日本語オーディオブック書籍ラインナップ数で日本1位にえらばれたそうです(参照:PR TIMES)
一方Audibleは「聴き放題の対象作品が多い」「洋書も充実している」「会員限定の割引やキャンペーンが多い」点に魅力を感じます。
どちらも無料体験がついているので、まずは両方登録してみて、本を検索したりアプリのつかい心地を試してみたりするのがオススメです。
動画配信アプリで学ぶ


YouTubeをはじめとした動画配信アプリでも音声学習は可能です。
いわゆるビジネス系ユーチューバーはもちろん、お金や恋愛、心理学からプログラミングやデザイン、動画編集まで、あらゆるジャンルの専門家が役立つ動画を投稿しています。
最近は、聞き流しがしやすいようにトーク中心だったり、再生リストが整理されたりしているチャンネルも多いです。
ふだんYouTubeを見ている人にとっては、オーディオブックよりさらに勉強のハードルが下がりますよね。
起業家や著名人の生の声を聴ける点、より新しい情報やニッチな情報にアクセスしやすい点も、動画配信アプリのメリットといえるでしょう。
YouTubeは無料でも使えますが、より効果的に音声学習をするなら、YouTube Premium(YouTubeのサブスクリプション)に加入するのがオススメです。
YouTube Premiumには大きく3つの特徴があります。
- 広告なしの再生→広告が流れないので勉強に集中できる
- オフライン再生→動画をスマホに一時保存できるので通信容量の節約になる
- バックグラウンド再生→ほかのアプリを開きながらでも聞き流しができる
スマホの通信容量が無制限の方はあまり関係ないかもしれませんが、YouTube動画を流していると、想像以上に通信容量を消費します。
私は自宅で光回線を契約しているので、必要な動画は再生リストごと家で一時保存して、外では保存した動画をループ再生してくりかえし聴いています。
月額1,180円のサービスなので決して安くはないですが、個人的には十分元がとれていると感じています。
また動画配信アプリには、YouTube以外にもさまざまなサービスがあります。
- オンラインで学べる世界最大級の教育プラットフォーム『Udemy』
- 資格合格に特化したスマホ学習アプリ『スタディング(STUDYing)』
- その他のデジタルコンテンツ販売プラットフォーム
上記以外にも新しいサービスが次々と登場しているので、勉強の目的やスタイルにあわせて、自分にぴったりなサービスを探してみてください。
ラジオアプリで学ぶ
耳で聴くことに特化したラジオアプリ(音声配信アプリ)でも、音声学習は可能です。
代表的な3つのラジオアプリの特徴を見ていきましょう。
Voicy


Vociy(ボイシー)は2016年にサービスを開始した音声プラットフォームです。
Vociyの最大の特徴は、厳しい審査。
通過率わずか5%の選ばれたパーソナリティだけがチャンネルを持って音声コンテンツを配信できます。
著名人や経営者、専門家などのラジオ番組を無料で楽しめるアプリです。
専門的なスキルを学ぶというより、お気に入りのパーソナリティを見つけて、考え方やビジネスアイデアをインストールするつかい方がよさそうですね。


ちなみに当ブログでインタビューをさせていただいたプロ褒めリストちほさんも、Voicyパーソナリティのひとりです。
stand.fm


stand.fm(スタンドエフエム)も、Voicyと同じ音声配信プラットフォームです。
Voicyとのちがいは、だれでも配信ができる点。
スマホひとつで気軽に収録・配信ができ、収益化プログラムも用意されているため、一般の人からお笑い芸人やタレント、アスリートまで、非常の多くの人が配信者として活躍しています。
レターやいいね、コメントで気軽にコミュニケーションがとれて、配信者との距離が近いのもstand.fmの特徴です。
豊かな学びをえられる、自分だけのお気に入りのチャンネルを探してみるのもおもしろいかもしれません。


Podcasts


Podcasts(ポッドキャスト)とは、インターネット上で配信されている音声コンテンツのことです。
Podcastという言葉は、Appleの音楽プレーヤー”iPod”と”broadcast”(放送)をかけあわせた造語です。
しかしApple専用のサービスというわけではなく、「Apple Podcast」「Google Podcasts」「Spotify」「Amazon Music」など、さまざまな媒体で楽しめます。
さきほどご紹介した「Audible」や「audiobook.jp」でもポッドキャストを視聴可能です。
もともとは個人の放送がメインでしたが、最近は著名人やラジオ局、新聞社なども番組を配信しています。
英会話やニュース解説をはじめ、ビジネス、経済、歴史、科学、心理学などさまざまなジャンルを学べるので、ぜひ興味のあるジャンルの番組を探してみてください。
音声学習にオススメのオーディオブック7選


ここからは、音声学習の1冊目にオススメのオーディオブックを7冊ご紹介します。
何度も聴いて心に刻みこみたい、仕事や人生、お金、人間関係の悩みを解決してくれる名著を選びました。
どれもいい本なので、気に入った一冊が見つかったら、ぜひ何度もくりかえし聴いて勉強してみてください。
7つの習慣


『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)は、世界中で30年以上にわたって読みつがれる自己啓発・成功哲学の名著です。
全世界で4,000万部、日本国内でも240万部の大ベストセラー。
仕事やビジネスから人間関係、子育て、夫婦ゲンカまで、豊かに生きるための原理原則を教えてくれます。
何百回と読み返したいくらい本当によい本なのですが、正直かなりのボリュームがあり、人格主義を中心とした内容も抽象的で難しいので、書籍版でいきなり読むと挫折するかもしれません。
とくに読書にあまり慣れていない人は、マンガ版やオーディオブックからはいるのがオススメです。
※Audibleでは完訳版『7つの習慣』の取り扱いはありません
代わりに『7つの習慣 プライベートコーチ』と呼ばれる、演習レッスン形式の解説シリーズがラインナップされています。
もしaudiobook.jp以外で完訳版のオーディオブックを聴きたい場合は、オーディオブック(ダウンロードデータ)付きの書籍も発売されています。
非常識な成功法則


『非常識な成功法則 お金と自由をもたらす8つの習慣』(神田昌典著)は、日本を代表するマーケターのひとりである神田昌典さんが、自らの成功の秘訣を明かした自己啓発書です。
25万部を超えるベストセラーで、2002年の初版から20年以上経った現在でも読まれつづける一冊。
「正直さ」や「謙虚さ」などの常識的なキレイゴトではなく、凡人が成功するための具体的で実践的な内容が高く評価されており、多くの経営者や著名人がオススメのビジネス書としてあげています。
(「非常識な成功法則」で検索)
※audiobook.jpでは『非常識な成功法則』の取り扱いはありません
斎藤一人の道は開ける


『斎藤一人の道は開ける』(永松茂久著)は、全国高額納税者番付(長者番付)で2度日本一になり、生涯納税額でも日本一に輝いた実業家の斎藤一人さんが、仕事や人生の成功法則を教えてくれる作品です。
斎藤一人さんが、大分で小さな居酒屋を営んでいた永松茂久さんに仕事や人生のコツを教える対話形式で物語が進んでいきます。
永松茂久さんは一人さんとの出会いを機にどんどん成功していき、現在では経営者だけでなく、『人は話し方が9割』『喜ばれる人になりなさい』などのベストセラーで知られるビジネス書作家、講演家としてもご活躍されています。



にしむらにとって『斎藤一人の道は開ける』は、人生のバイブルです。
人生で一番苦しかった時期にこの本に出会い、ボロボロになるまで何十回と読みこんだおかげで、今の私があります。
心からオススメしたい一冊。
※Audibleでは『斎藤一人の道は開ける』の取り扱いはありません
バビロンの大富豪


『バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか』(ジョージ・S・クレイソン著)は、1920年代にアメリカで書かれ、100年近く読まれつづけているお金の名著です。
現代にも通用する大富豪たちの成功の秘密、黄金の知恵を、バビロンを舞台にした一連も物語から学べます。
納税額日本一の実業家 斎藤一人さんもオススメする一冊です。



クレカのリボ払いやギャンブルでつくった数百万円の借金に苦しんでいた私が変われたのは、間違いなくこの本を何度も何度も読みこんだおかげです。
(「バビロンの大富豪」で検索)
ユダヤ人大富豪の教え


『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(本田健著)は、2003年に出版され、累計100万部を突破したベストセラー作品です。
日本を代表するビジネス書作家のひとりである本田健さんが、学生時代にアメリカで出会った大富豪ゲラー氏から教わった、しあわせなお金持ちになるための秘訣が描かれます。
「お金の話なのに泣けた」といった声があがるほど物語としての完成度も高い本書は、何冊もシリーズ化され、海外でも翻訳されています。
(「ユダヤ人大富豪の教え」で検索)
夢をかなえるゾウ


『夢をかなえるゾウ』(水野敬也著)は、2007年に出版され、シリーズ累計で460万部を超えるベストセラー自己啓発小説です。
関西弁をはなすゾウの神さまガネーシャが、夢をなくした平凡なサラリーマンを成功に導くストーリーが描かれています。
物語をとおして人生の成功法則を学べるため、読書の習慣がない方でも聴きやすいでしょう。
(「夢をかなえるゾウ」で検索)
人を動かす


『人を動かす』(デール・カーネギー著)は、1936年に初版が刊行され、邦訳500万部、世界累計1500万部を超える、人づきあい・コミュニケーションの歴史的名著です。
人が生きていくうえで欠かせない人間関係の原則が説かれています。
人を動かすの最大の特徴のひとつがその実例の多さ。
ビジネスや社交から親子、夫婦関係まで、長年にわたって集められた人間関係の成功例や失敗例が数えきれないほど掲載され、丁寧に解説されています。
(「人を動かす」で検索)
※Audibleで取り扱いのある『人を動かす』は超訳版です。1999年に創元社から出版された山口博翻訳版とは別の書籍です
音声学習を効果的におこなうコツ


最後に、音声学習をより効果的に、効率よくおこなうためのコツをいくつかご紹介します。
役立ちそうなものがあれば、ひとつずつ取りいれてみてください。
メモをとりながら聴く
メモをとりながら聴くと、音声学習の効果がアップします。
音声学習はテレビやYouTubeと同じ受け身の勉強なので、ボーっとしていると内容がどんどんこぼれてしまいます。
そこでメモをとりながら聴くことで、集中力がアップして、より効果的に勉強できるのです。
ふつうの読書では付箋をはったり、本に直接メモを書きこんだりしますよね。
音声学習のメモには、スマートフォンのメモ帳が便利でしょう。
スマホの音声入力をつかえば、散歩中や運動中、作業中でもメモは可能です。
ときどき気になったことや考えたことをメモするだけでも、内容の理解が深まりますよ。



私は昔からGoogle Keepというメモ帳をつかっています。iPhoneの標準のメモ帳も便利ですよね。
何度もくりかえし聴く
音声学習は、何度もくりかえし聴くのがよいでしょう。
自分で読むふつうの読書と比べると、音声学習はどうしても内容が残りづらいです。
ですのでペンキを何度も重ね塗りするようなイメージで、くりかえし聴くことで理解を深めていきます。
最低3回、できれば10回はくりかえし聴きたいですね。
アプリやサービスについている倍速再生機能をうまくつかって視聴時間を短縮しましょう。
※体感ですが、ふつうのスピードで5回聴くより、2倍速で10回聴いたほうが内容が残りやすいと思います。
勉強を快適にするアイテムをつかう
音声学習に慣れてきたら、より効率よく勉強するために、学習アイテムにもこだわりましょう。
オススメは、ワイヤレスイヤホン。
ヒモがないからかさばらなくてラクですし、片耳ずつつかえば通常の2倍の時間つかえます。
(片耳使用中にもう片方をケースで充電するので、実際には2倍以上の長時間つかえます)
ワイヤレスイヤホンには、完全ワイヤレスイヤホンのほかに、ジョギングなどの運動に向いているネックバンド型イヤホンや骨伝導イヤホンなどもあります。
自分の勉強スタイルにあわせて快適なイヤホンをえらぶと、勉強効率がグンとアップしますよ。
↑にしむらが愛用中のワイヤレスイヤホン
あとは、配送業や営業職など、仕事でがっつりスマートフォンをつかう人は、音声学習用のスマートフォンを用意するのもオススメです。



私はウーバーイーツの配達中に音声学習をしていたのですが、注文の音がジャマで集中できなかったので、勉強用のスマホと分けて2台持ちをしていました。
音声学習に不向きなジャンルがある
音声学習には、向いていない勉強ジャンルもあります。
たとえば、プログラミング、Webデザイン、動画編集などのITスキル。
これらは手を動かして覚えるものなので、耳だけでの勉強はなかなか難しいでしょう。
ただしすべてが学べないわけではないので、不向きな分野を勉強したい場合は、考え方を学んだり、予習として動画を聴いたりするなど工夫をしてみてください。
勉強のハードルをあげない
音声学習に限らないことですが、勉強のハードルはできるだけ低く設定するのが大切です。
ハードルをあげすぎると、高すぎるハードルに苦しんで継続できない負のループにおちいってしまいます。
自分で自分の首を絞めてはいけません。
いきなり何時間も聴こうとしなくても、はじめは1日5分でも10分でも聴けたら自分をほめてあげましょう。
短くても毎日つづけるうちに、だんだんと学習のコツがわかってきて、勉強量も質も自然と高まっていきます。
まとめ:耳で勉強する音声学習で人生を好転させよう!


今回は、耳で勉強する音声学習の魅力をまとめました。
ちなみに、音声学習(耳勉強)そのものについてもっと深く学びたいという方には『超効率耳勉強法』という本もオススメです。
著者の上田渉(うえだ わたる)さんは、2004年にオトバンクを創業し、日本最大級のオーディオブックサービス「audiobook.jp」を運営する経営者です。
上田さんご自身が東大に合格するキッカケにもなった耳をつかった勉強法をくわしく知りたい方は、ぜひ一度手にとってみてください。
※audiobook.jpではオーディオブックで聴くこともできます。
→オーディオブック版『超効率耳勉強法』