光回線の速度測定には新しいフレッツ速度測定サイトがオススメ

この記事では、フレッツ光(NTT東日本)が公式に提供しているフレッツ速度測定サイトの使い方をご紹介します。

以前はNTT区間(NGN網)の測定しかできなかったのですが、2019年10月30日にリニューアルして、インターネット区間も計測できるようになりました。

ドコモ光やソフトバンク光など、フレッツのコラボ光を利用している全国の回線も測定対象です。



フレッツ速度測定サイトって?

フレッツ速度測定サイトは、NTT東日本が公式に提供しているインターネットの速度測定サイトです。

インターネット上には速度測定サイトが無数にありますが、フレッツ網内に設置している測定サーバまでの速度を測れるのはフレッツ速度測定サイトだけです。

NTT東西の窓口でも実際に使われている公式サイトということで、安心感もありますよね。

フレッツと名前がついていますが、ドコモ光やソフトバンク光、ビッグローブ光など、コラボ光の回線も測定できます。

光回線の種類

光回線には、提供会社の違いで主に4つの種類があります。

フレッツ光・・・NTT東西の光回線
auひかり(一部)・・・KDDIの自社回線
電力会社系・・・電力会社が提供する光回線(eo光、コミュファ光、ビビック光など)
CATV系・・・ケーブルテレビ会社が提供する光回線

 

リニューアルで何が変わった?

これまでのフレッツ速度測定サイト(サービス情報サイト)は、自宅からフレッツ網内の測定サーバーまでの速度しか測定できませんでした。

しかし今回のリニューアルによって、NTT区間に加えて、インターネット区間も測定できるようになりました。

NTT区間?インターネット区間?

なんだかよくわからないですよね。

フレッツ網区間とインターネット区間のイラスト

そもそもインターネットというのは、自宅からNTTの回線を通って、プロバイダを経由して、インターネットの世界へとつながっていきます。(IPv4)

NTT区間のことをフレッツ網(フレッツ閉塞網)やNGN網なんて呼びます。

インターネット区間はその名の通り、プロバイダも含めた、自宅からインターネットまでの区間です。

これまでのフレッツ速度測定サイトではNTTの管轄までしか計測できなかったのが、リニューアルによってインターネット全体の速度を計測できるようになったんですね。

NTT区間の速度とインターネット区間の速度を両方まとめて測れるのが、新しいフレッツ速度測定サイトのメリットのひとつです。

▽参考
「フレッツ速度測定サイト」のリニューアルについて | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本

実際に計測してみよう

フレッツ速度測定サイト

解説はこれくらいにして、実際に計測してみましょう。

まずは公式サイト(Speed Test)にアクセスします。

次に5つの選択項目を選びましょう。

都道府県

お住いの都道府県にチェックを入れましょう。

NTT東日本 or NTT西日本

コラボ光も含めて、お住いのエリアを東日本西日本から選びましょう。

ISP(プロバイダ)

ISPはプロバイダのことです。(Internet Service Provider)

自分が契約しているプロバイダを選びましょう。

自分のプロバイダがない場合はその他を選びます。

回線とプロバイダは別です

よく「プロバイダはどこですか?」と聞くと、「ドコモ光です」「auひかりです」という人がいるのですが、ドコモ光やauひかりはプロバイダ名ではありません。

ドコモ光やauひかりは回線のサービス名です。

インターネットというのは、回線とプロバイダがセットになって使うことができるんですね。

回線はドコモでプロバイダはぷららだったり、回線はauでプロバイダはビッグローブみたいな組み合わせで契約しているはずです。

セットで契約していたり、一括請求をしていて気づかない場合もあるかもしれません。

もし自分のプロバイダが不明な場合は、契約時の書類を確認するか、事業者に問い合わせましょう。

 

形態

利用形態を戸建マンションオフィスその他の中から選びましょう。

※小さなアパートなどでは、契約形態が戸建になっている場合もあります。

回線種別

回線種別を有線Wi-Fiから選びましょう。

5か所すべて選んだら、利用規約に同意するのチェックボックスにチェックを入れて、測定するをクリックします。

測定結果

フレッツ速度測定サイトの測定結果

インターネット区間とNTT区間それぞれの速度測定結果が表示されましたか?

ダウンロードは下り、アップロードは上りの速度です。

単位はMbpsなので、500なら500Mbps。(1Gbpsは1000Mbps)

1G回線を契約している場合、PPPoE接続なら100Mbps、IPoE接続なら200~300Mbpsほどインターネット区間の速度が出ていれば、比較的速いほうかと思います。

逆にPPPoE接続でインターネット区間が10Mbps以下なら、かなり遅いです。

※PPPoE接続は、200Mbps以上は出ない仕組みになっています

見方ですがたとえば、

■NTT区間では速度が出ているのに、インターネット区間が極端に遅い

→プロバイダで混雑している可能性が高いです。

■NTT区間もインターネット区間も遅い

→混雑以外の要因が考えられます。

たとえば契約プランが1Gではない、LANケーブルの規格が古い、パソコンの設定で制限されている、NTT機器の故障、回線の異常など

※上の画像はIPoE接続のため、NTT区間のIPv4の速度は表示されていません。

まとめ

今回は、2019年10月30日にリニューアルしたフレッツ速度測定サイトの使い方をまとめました。

誰でも無料で使えて測定方法も簡単なので、インターネットの速度が気になったら、ぜひご活用ください。