100年読み継がれるお金の名著。世界で最も裕福な都市に伝わる不滅の大原則 | ジョージ・S・クレイソン『バビロンの大富豪』

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がんばって働いているのに、給料日前はいつも財布が空っぽ。全然お金が貯まらないなあ。

にしむら
そんなあなたにピッタリの本がありますよ!

突然ですが、お金持ちになるために必要な”鍵”は何だと思いますか?

才能?運?家柄?人脈?ずる賢さ?

いいえ。世界中で100年近く読み継がれるお金の名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S.クレイソン著)には、こんな風に書かれています。

「おぬしたちが若い頃からこれまでの間に、ぎりぎり生活できる以上の金を手に入れることができなかったとすれば、それはおぬしたちが”富を増やす原則”を学ぶことを怠ったか、学んでもそれを守らなかったか、そのどちらかであるのだよ」 – バビロン一の大富豪アルカドの言葉

富を増やす原則を学び、学んだことを忠実に守れば、誰でもお金持ちになれるチャンスがあるのだ“と、時代を超え、数えきれないほど多くの人々に富と幸福をもたらしてきた名著は教えているのです。

バビロンの大富豪』という寓話自体の歴史は100年ほどですが、そこに書かれているのは、3000年前に世界で最も裕福な都市といわれた古代都市バビロンから受け継がれるお金持ちになるための奥義です。

ではその奥義、”富を増やす原則”とは一体どんなものなのでしょうか?

この名著を手に取り、富を築くチャンスを掴むべきかまだ迷っているあなたのために、バビロニアの叡智を少しだけのぞいてみることにしましょう。


バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
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目次

稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく

9つの章からなる『バビロンの大富豪』には、富を増やすことを望むものが従うべき5つ(ないし7つ)の原則が、さまざまな物語を通して繰り返し説かれています。

すべての原則を明かすわけにはいきませんので、ここでは第1の原則、富を欲するものなら誰でも実践すべき富の種の植え方をご紹介します。

それは、

稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく

ということです。

「何を当たり前のことをいっているんだ?自分で稼いだ金は自分のものに決まってるじゃないか」

そう思われたかもしれませんね。

バビロンで一番の大富豪と言われたアルカドも、まだ若く貧乏な頃に富豪の金貸しアルガミシュからこの原則を教わったとき、同じように感じました。

しかし、家賃を払ったり、服を買ったり、食べ物を買うお金ははたして自分のものでしょうか?すべてを支払ったあとに、一体どれほどのお金が残っているでしょうか?

あなたが支払いをしているのは自分以外の人間です。「他人のために汗水をたらして働くなら奴隷と変わらないじゃないか」とアルガミシュはいうのです。

自分のものとして取っておくお金は、すべての支払いよりも先に確保して、一切手をつけないお金です。

稼いだ金額がいかに少なかろうと十分の一より減らしてはならない。十分の一の金でさえ、取っておく余裕などまるでないこともあるだろう。だが、とにかくまず自分自身に支払え。- 富豪の金貸しアルガミシュの言葉

最低でも稼いだものの十分の一を自分のものとして取っておけば、10年で1年間に稼ぐだけの金額にふくらむでしょう。

ただし「それは真実の半分でしかない」とアルガミシュは続けます。

稼いだものの十分の一を貯めるお金は、あなたのために働く奴隷になるのです。あなたのために稼いできれくれる黄金の子供なのです。

そして、子供たちが稼いできたお金(=孫)もさらに働かせるならば、そう遠くない将来、あなたは豊富な財産を築くことができるに違いありません。

富というものは一本の樹と同じく、小さな種が育つ。おまえが貯める最初の一枚の銅貨が種となって、おまえの富の樹が育つのだ。種を植えるのが早いほど、樹は早く育つ。おまえがずっと貯め続けて、その樹に肥料と水をきちんとやれば、それだけ早くおまえがその木陰で満足感に浸れる日が来るのだ - 富豪の金貸しアルガミシュの言葉

“人間、今日が一番若い”とはよく言いますが、富を築きはじめるのに遅すぎるということはありません。一日でも早くこの原則を学び実践しはじめれば、それだけ早く富を築くチャンスがあります。

このチャンスを掴むのか、逃してしまうのかはあなた次第です。あなたがいますぐ行動を起こし、チャンスを掴み富に恵まれることを、切に願っています。

[char no=”2″ char=”にしむら”]私は「よーし、たくさん貯めるぞ!」といきなり十分の三(30%)からはじめたのですが、すぐに生活費が足りなくなって挫折してしまいました。欲張らずに、まずは収入の十分の一(10%)からスタートするのがオススメです。[/char]

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財布の中に絶えず流れ込み、いつも中身をふくらませてくれる金の流れこそが財産である

誤解している方も多いかもしれませんが、お金そのものは財産ではありません。財産とは、お金の流れのことです。

財産とは、財布の中に持っている現金ではありませんぞ。しっかりした定期的収入こそが財産なのです。財布の中に絶えず流れ込み、いつも中身をふくらませてくれる金の流れこそが財産なのです – バビロン一の大富豪アルカドの言葉

これはバビロン一の大富豪アルカドが、選ばれた100人の市民に7日間にわたり教えた知恵のうち、第3の知恵の中で説かれた至言です。

[char no=”2″ char=”にしむら”]『バビロンの大富豪』の中でも私がとくに好きな言葉のひとつです。[/char]

パチンコや競馬、宝くじで一時的にお金を手に入れても、ほとんどの人はすぐに溶かしてしまいます。それどころか、浪費癖がついてお金を持つ前よりも不幸になってしまう人も多いのだとか。

全国長者番付(高額納税者公示制度)で12年連続10位以内。2度1位に輝き、発表を終えるまでに合計173億円(日本記録)を納めた銀座まるかんの創業者 斎藤一人さんも「お金持ちはお金の流れを持っているんだよ」とよくおっしゃっています。

ひとりさんの一番弟子の柴村恵美子さんは、指圧学校でひとりさんとはじめてあったとき、こんなことをいわれたそうです。

「この世の中にはお金っていう川の流れがある。その川の流れにちょっと手を入れて、流れを変えてみないか?」

“お金の川の流れが自分の方に向かってくるように道を作ってあげればお金持ちになれる”と、ひとりさんはおっしゃっているんですね。

もっと具体的にいえば、何らかのビジネスであったり、株や不動産などの投資であったり、利息を取る貸金業などもお金の流れといえるでしょう。

働くのはとても大切なことです。『バビロンの大富豪』の第9章でも、労働の喜びを知ることに関する示唆に富んだ教えが説かれています。しかし働いて得たお金を何も考えず漠然と使っていては、いつまで経っても富を築くことはできません。

稼いだものの一部を自分のものとして取っておき、そのお金を使って自分のために働いてくれる子供(お金)をたくさん育て、さらにその子供の子供まで一人残らず働いてくれるお金の流れを作れば、誰でも豊富な富を築けるのだとアルカドは教えています。

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借金を返済しながら富を築く方法

この記事を読んでいる方の中には、もしかすると多額の借金に苦しんでいて、藁にもすがる思いでこの本にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

安心してください。『バビロンの大富豪』には、借金を返済しながら富を築く画期的かつ現実的な方法もきちんと書かれています。

それは、ダバシアという富豪の駱駝商人が残した5枚の粘土板に書かれていました。

借金を理由に奴隷となったものの奇跡的にバビロンに生還したダバシアが、人々の尊敬に値する人物となるべく決意を固め、富豪の金貸しメイソンの助言をもとに多額の負債を返済していく過程が、粘土板に詳細に描かれていたのです。

メイソンの教えを忠実に守ったダバシアは、3年ほどで借金をすべて返済し、しかも多くの金貨や銀貨を貯めることに成功しました。

ダバシアを富豪へと導いたこの叡智はさらに、3000年の時を越え、イングランドの大学に勤めるある考古学者の夫婦の手へと渡りました。

この夫婦は何年も前から多額の借金に責め立てられ、負債が周囲にバレて大学を追われることを恐れながら、どうしようもない状況にもがき苦しんでいました。

そこで夫婦はこの窮地から抜け出すために、ダバシアの計画に従うことに決めたのです。

するとどうでしょう?夫婦はすっかり借金に悩まされることがなくなり、しかも財布はふくらみはじめ、さらにもっと利益の出る投資先まで見つけることができました。

この話はここで終わりですが、夫婦にその後しあわせな人生が訪れたことは想像に難くないでしょう。

バビロンの「繁栄と富と幸福の原則」は、現代でも十分に通用するものです。はじめはパンフレットの形で発行されたものが100年近くも読み継がれ、いまだに人気が衰えず多くの人に愛読され続けている事実が、何よりもそれを証明しています。

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まとめ

実はこの記事を書いている私自身、多額の借金を抱えながら、それをどうすることもできずすっかり諦めかけていたんです。

そんな私にとって『バビロンの大富豪』は、まさしく希望の光でした。

繰り返し読んでいま5回目に入ったところですが、富を築ける人間の思考が少しずつ自分の中に沁み込んでいくのを感じています。

財布も着実にふくらみはじめていていますし、もっと利益を生んでくれる投資先が見つかる日を、いまからワクワク待ちわびています。

もし記事を読んで”富を増やす原則”に興味がわいてきたら、ぜひご自分で手に取って読んでみてくださいね。

せっかく読むなら1回じゃもったいないですよ。2回3回、4回5回、6回7回と何度も読んで、富の原則をカラダに沁み込ませてください。『バビロンの大富豪』は、それだけの価値がある名著です。

いきなり分厚い活字は厳しいという方やお子さんに読ませたい方は、漫画版からはじめてみるのはいかがでしょう?

私と同じようにお金に悩み『バビロンの大富豪』を手に取ったあなたにも、しあわせな未来が訪れることを信じています。


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この記事を書いた人

徳を積み、魂を磨く生き方に挑戦中のこじらせブロガー | 古今東西の賢人たちの教えを広める豊かな生き方の伝道者 | 愛のある言葉と笑顔で光を照らし、会う人の心を軽くして、笑顔の花を咲かせます | 私もまだまだ未熟ですが、たった一度の人生を大好きに生きるために一緒に顔晴りましょう!
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