ここ何年かで一番衝撃的で感動的だった学びをシェアしたい。
最近、近所のコールセンターで派遣の仕事をはじめた。
「ライターの仕事が(報酬の割に)忙しすぎてしんどくなった」
「ウーバーイーツの仕事が稼げなくなってきた」
「人と接する機会が少なくて人恋しくなってきた」
理由はいろいろあるのだけれど、ともかく新しい仕事をはじめて3カ月。
さいわい仕事内容にも人間関係にも恵まれて、楽しく働かせてもらっている。
家から近いし、コールセンターの仕事の中では時給も高いほうだし、ちゃんと週2日休めて残業もほとんどない。
あまり大っぴらには言えないが、コールセンターという業態上、管理職も含めて女性が多いのもうれしいポイントだ。
どうせ働くなら、男ばかりの暑苦しい職場より、女性の多い華やかな職場のほうが楽しい。
そんなことより、久しぶりに会社員的な働き方をしてみて、気づいたことがある。
笑顔って、すごい
ボクはもともと、会社員という仕事にどうしても適応できなくて、自営業みたいなことをはじめた。
短くて1日、長くても1、2年くらいしか仕事が続いたことがなく、何十回も転職をくりかえしてきた社会不適合人間。
そんなボクなので、「気分転換に派遣の仕事でもやってみるか」「続かなかったらまた一人で仕事をすればいいや」くらいに考えていた。
ところが、今の仕事はすこぶる楽しい。満期で辞めなくちゃいけないのが惜しいと思えるくらい。
覚えることは多いし、クレーム対応だってあるし、仕事はそれなりに大変だ。
でもそれ以上に、職場のみなさんが優しいのだ。
みんな笑顔で楽しく話してくれる。
それで、今までの職場と何が違うんだろうと考えていたのだけれど、ひとつだけ思い当たることがあった。
笑顔だ。
ボクにはいま、毎日意識していることがある。
すこし恥ずかしいけれど公開しよう。
「私の天命は、いつでもどこでもだれに対しても、愛のある言葉と笑顔で、明るく元気に光を照らし、会う人の心を軽くして、笑顔の花を咲かせること。今日も顔晴ろう!」
ボクにとってのミッションステートメント、あるいは天命みたいなもの。
これが自分の生きる意味だと思って、一日に何度もとなえて意識している。
人って意識していないとすぐ真顔になっちゃうんだよね。
自分では笑顔で話しているつもりでも、全然笑えていないことも多い。
だから、なるべく笑顔を絶やさないように、いつも意識をしている。
笑顔を意識して生活するようになって、スゴイことに気づいてしまった。
こちらが笑顔で話すと、相手も笑顔で楽しそうに話してくれるんだ。
「何を当たり前のことを」と思うかもしれない。
だけどホントなの。
笑顔を意識するようになったら、まわりの反応が全然ちがうんだもの。
これまで自分がいかに笑顔をおろそかにして、真顔で話していたのかを思い知らされた。
はじめは「たまたま笑顔の人が多い職場だったんじゃ」とも考えたけれど、同期で入った人は次々と辞めていったし、ボクのまわりだけこんなに笑顔であふれているのはどう考えたっておかしい。
要するに、仕事の楽しさと職場はあまり関係なかったってこと。
(まったく関係ないとは言わない)
楽しい職場やつまらない職場があるんじゃない。
自分が笑顔で働くのか、真顔で働くのかによって、職場の楽しさが変わるんだ。
たぶんこれは、やった人にしかわからない。
ほとんどの人には、よくある自己啓発の類に感じられると思う。
だけどボクにとっては、エジソンが万有引力を発見したり、ビル・ゲイツがiPhoneを発明したりしたくらい、衝撃的な気づきだった。
笑顔を意識すると、自分の目の前に広がる世界がキラキラと輝きだす。
嘘じゃない。
一日だけでいいから、だまされたと思ってやってみて。
心の中で「笑顔。笑顔。笑顔」とブツブツとなえながら、一日生きてみて。
奇跡が起きるよ。