グルテンフリーはしんどいので無理せずグルテンレスからはじめてみる

グルテンフリーはしんどいので無理せずグルテンレスからはじめてみる
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【ライタープロフィール】
にしむらけいいち@tuiteru365
85年鹿児島生まれ。立教大学文学部中退。ブログ「豊かな生き方研究所」を運営。心の不調や人間関係の悩みから引きこもりや転職をくり返していたが、斎藤一人さんの教えに出会って人生が好転。ブログでは"心の楽しさと経済的豊かさの両立”を目指してさまざまなことに挑戦する過程を発信している。

最近、グルテンフリーならぬグルテンレスの食生活を実践している。

グルテンとは、小麦に含まれているタンパク質の一種。
このグルテンを摂らない食事のことをグルテンフリーという。

グルテンレスは、無理なくグルテンの摂取を減らしましょうというボクの造語だ。

はじめはパンやパスタを止めればいいんだろうと簡単に考えていたのだけれど、これが意外と奥が深い。


小麦に含まれるグルテンの量は、小麦の品種によっても異なる。
グルテンは小麦製品のフワフワとした食感を出してくれるのだそう。
つまり同じパンの中でも、色が白くてふわふわしたパンほどグルテンが多く含まれている。

「蕎麦はそば粉だから食べられるんでしょ?」なんて思っていたら、市販の蕎麦にはがっつり小麦が含まれている。
というか、ボクが普段口にしていた激安の乾麺は、ほんのりそば粉を含む小麦製品にほかならない。
どうりで蕎麦を食べても痩せないわけだ(笑)

十割蕎麦ならグルテンフリーだが、これがいつもの蕎麦と比べたらべらぼうに高い。
スーパーでいつも買っていた蕎麦は500gで200円(1g=0.4円)だけど、10割蕎麦は200gで400円(1g=2円)。
なんと5倍もの価格差がある。
(ちなみに妥協して買った二八蕎麦もこれに近い値段だった)

主食のひとつだった蕎麦が一気に高級品になってしまった。
薄々気づいていたことだけれど、健康的な食事にはそれなりにお金がかかる。
ただし健康的な食事によって病気になるリスクを減らせれば病院代や薬代が浮くわけで、お金で健康が買えるなら安い買い物なのかもしれないとも思う。

それにカレー。
いわゆる日本のカレーライスのルーには、とろみをつけるためにたっぷりと小麦が使われている。
カレーを食べるなら、インドカレーやグリーンカレーなど、カレールウを使わない海外のカレーか、グルテンフリーのカレーを選ぶことになる。

ラーメンや揚げ物ももちろんアウト。
コンビニのレジ前のホットスナックはほぼ全滅。
唯一許されるのは、セブンイレブンのBIGフランクくらい。ファミチキもななチキもからあげクンも食べられない。

コンビニといえば、コンビニのおにぎりも小麦が含まれているものが多い。
塩むすびや赤飯おこわ、梅干しなどシンプルなおにぎり以外は、アレルギー表記にしっかり小麦と書かれている。

醤油にまで小麦が使われているのは意外だった。
ただし醤油の場合、発酵過程で小麦タンパクは分解されるので、小麦アレルギーの人であっても摂取できるらしい。

ありがたいことにアレルギーとは無縁で育ってきたのでまったく意識をしたことがなかったけれど、小麦アレルギーの人は本当に大変だ。
スーパーやコンビニでは、小麦が入っていない食品を見つけるほうが逆に難しい。
宝探しみたいで楽しいけど。


ボクはアレルギーもないし完全に小麦を抜くグルテンフリーの生活はストレスも多そうなので、ひとまずは小麦を控えるグルテンレスの食事を目指すことにした。
小麦製品は極力控えるけど、食べちゃったとしても気にしない。

グルテンを意識していたわけではないけれど、そもそも2年ほど前に食生活がガラリと変わり小麦製品は少なめの食事をとっていたので、そこまで大きな影響はないのだ。

朝食はりんご、バナナ、豆乳ヨーグルト、ナッツ、レーズンが基本。
キウイやオレンジ、季節のフルーツなどを食べることもある。

夕食は、豆腐に納豆ともずく、キノコ類やキムチをのせて、ゆで卵をそえたものが主食。
これに気分で惣菜や副菜をそえる。

上の1日2食をベースに、週に1,2回はガッツリ揚げ物やファストフードを食べるのが普段の食事スタイル。

だから揚げ物やファストフードを生活から取り除けば、ほとんど今の食習慣を変える必要はない。

あとは日中に菓子パンやホットスナックを買い食いしたり、夕食後にシュークリームやエクレアなどのスイーツに手を伸ばしたりするのが習慣になっていたので、これもやめた。

小麦も乳製品も禁止したら99%のお菓子やスイーツは食べられなくなるけれど、小麦のみ禁止ならアイスは許される。

ビールも小麦製品だけど、2年前に卒酒をしたのでお酒は問題なし。

いろいろ書き並べてきたけど、ボクの食事に対する基本スタンスは何でも感謝しておいしく食べる。
できるだけ小麦製品は避けるけど絶対じゃない。
出されたものはおいしくいただく。

中庸という言葉があるけれど、何でも極端は良くない。
個人的な趣味趣向なので、グルテンフリーを押しつけたり先導する気もない。

正しいより楽しい。
たった1回の人生、好きなモノを食べて笑顔で生きるのが一番だ。


そもそもグルテンフリーという言葉に興味を持ったのは、白澤卓二先生の『「お菓子中毒」を抜け出す方法』や飯塚浩先生の『メンタルを強くする食習慣』を読んでから。

プロテニスプレーヤーのジョコビッチ選手がグルテンフリーを採り入れて、試合の成績が向上したことで注目されるようになったのだそう。

グルテンの何がそんなに悪いのか?

グルテンを摂りすぎると、心身にさまざまな不調(グルテン過敏症と呼ばれる)をもたらすと言われる。

グルテンのアレルギー反応によって腸の粘膜に炎症が起こるセリアック病もそのひとつ。
日本ではまだあまり馴染みがないが、欧米ではセリアック病の患者が急増しているという。

またグルテン由来のタンパク質である小麦ポリペプチド(エクソルフィン)には、麻薬に匹敵する中毒性があるのだとか。

お菓子や小麦製品を食べ過ぎてしまう原因のひとつが、グルテンにあるということ。

小麦製品や乳製品を抜くことで、メンタルの不調やADHDの症状が改善するという報告もする。

上記の先生方の本に従うなら、小麦も乳製品も砂糖も塩も油も、食事のすべてを見直す必要があるのだけれど、いきなり全部を制限するのは精神的にも厳しい。

だからまずは小麦(グルテン)から手をつけてみようと考えた。


実際にグルテンレスの生活をやってみてどうなのか?
正直、まだ1~2週間なので効果のほどはわからない。
(カラダの中のグルテンが完全に抜けるには3か月ほどかかるらしい。)

体重は気持ち減ってきている気がする。
ここ最近は60㎏前後だったのが、今朝は58.2㎏。
菓子パンやファストフードをやめたのだから当然といえば当然なのだけれど。

肌ツヤはちょっと期待している。
グルテンフリーを実践すると肌がツヤツヤになるらしい。
普段何の手入れもしていないアラフォーおじさんのボコボコ肌がどこまでキレイになるのか楽しみだ。

メンタルもあいにく元から絶好調なので相変わらずといった感じ。
でも気だるい感じが減って、頭がスッキリしているような気がしないこともない。

グルテンフリーというと何にも食べられないようなイメージを持っていたのだけれど、これが意外と何でも食べられるんだよね。

「グルテンフリー ○○」とちょっとググってみると、カレーでもパスタでもパンでも何でも売っている。

あと東京ってやっぱりすごくて、グルテンフリーの専門店も探せばいくらでも出てくる。

あとさっき知ってホントにびっくりしたんだけど、あのマクドナルドにもグルテンフリーの商品があるんです。

しかも、サラダとかヨーグルトはわかるけど、なんとマックのポテトはグルテンフリーなの。
ちょっと衝撃的じゃない?

あとお子さんが小麦アレルギーの方のブログで読んだのだけれど、一部のごはんバーガーは調味料(醤油)にのみ小麦が使われているらしい。
もちろん今販売しているチキンタツタはアウト。
期間限定だし厳密にグルテンフリーをやっている人は食べられないけど、小麦がダメでもマックを楽しめるのは意外だった。

というわけで今夜はさっそくマックのポテト(L)を爆食いしようとニマニマ画策中。

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この記事を書いた人

85年鹿児島生まれ。立教大学文学部中退。ブログ「豊かな生き方研究所」を運営。心の不調や人間関係の悩みから引きこもりや転職をくり返していたが、斎藤一人さんの教えに出会って人生が好転。ブログでは”心の楽しさと経済的豊かさの両立”を目指してさまざまなことに挑戦する過程を発信している。
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