心が折れやすくて悩んでいるあなたに、オススメしたい考え方があります。
それは「しなやかな心」を磨くこと。
心のしなやかさを磨くと、心が折れにくくなって、ずいぶん生きやすくなりますよ。
【ライタープロフィール】
にしむらけいいち(@tuiteru365)
85年鹿児島生まれ。立教大学文学部中退。ブログ「豊かな生き方研究所」を運営。心の不調や人間関係の悩みから引きこもりや転職をくり返していたが、斎藤一人さんの教えに出会って人生が好転。ブログでは"心の楽しさと経済的豊かさの両立”を目指してさまざまなことに挑戦する過程を発信している。
心が折れるのはキュっと固くなっているから
そもそも、どうして人の心は簡単に折れてしまうのでしょう?
心が折れるのは、心がキュっと固くなっているからです。
キュっと固くなって心に余裕がないから、ちょっと強い風が吹いただけでもポキっと折れてしまいます。
仕事でミスをしたとか、人間関係がうまくいかないとか、さまざまなストレスを受け流す余裕がなく、真正面から受け止めてしまうんです。
それに心が固くなると視野も狭くなるし、まわりの人たちの言葉も耳に届かなくなります。
悩みやストレスを一人で抱え込んで、ますます心が固くなってしまうんですよね。
しかも心は一度折れると折れ癖がついて、事あるごとにポキっ、ポキっと折れてしまうんです。
そして心が折れ続けると、だんだんと再び立ちあがる気力すら失われていきます。
私自身、そよ風でも簡単に折れるような心の持ち主で、学校は3回、会社は十数回辞めました。
学校や仕事に限らず、心が折れやすいことで、長い間、人生を悪いほうへ悪いほうへと追いやってきました。
生きるためには働くしかないから気合いを振り絞って働きに出るのだけれど、何か月もしないうちにまた心が折れては辞めるのくり返し。
どうしようもなく心が折れやすい私でしたが、しなやかな心を意識するようになって、ようやく長い長い負の連鎖から抜け出せたのでした。
軽やかで瑞々しいしなやかな心を磨く
しなやかな心とは、どんな心でしょうか?
私が考えるしなやかな心とは、晴れやかな空の下で、ふわふわと風にゆられる草木のイメージです。
風の流れに身をまかせて軽やかにゆられ、水分をたっぷりと含んだ弾力のある瑞々しい草木。
それでいて大地にずっしりと根を張っているので、ちょっとやそっとのことでは折れない安定感を持っています。
イメージ通りのしなやかな心にはまだまだほど遠いですし、ときには折れそうなくらい心がギュウギュウにしなることだってあります。
だけど心のしなやかなさを意識しているおかげで、もう何年も心が折れて仕事を辞めたり病んだりした記憶はありませんし、心が安定するにつれ、人生そのものも安定してきました。
「しなやかだなあ」と声に出してみよう
しなやかな心が大切なのはわかったけれど、どうすれば心がしなやかになるんだろう?
一番簡単なのは「しなやかだなあ」と声に出すことです。
「しなやかだなあ」と何度もとなえてみましょう。
「私は心がしなやかです」「しなやかな心で人生を楽しみます」みたいにアレンジしてもOK。
ひとり言でいいので、しなやかにゆれる草木をイメージしながら何度も口ずさんでみてください。
「どうしてしなやかなのか?」なんて理屈を考えちゃいけません。
理由はあとからついてきます。
声に出していると、脳が理由を考えはじめるんです。
そして、心がしなやかな方に近づいていく。
それからもうひとつ、短所や欠点も含めて自分を認めてあげる(許してあげる)ことも、しやなかに生きるコツです。
自分を認められないと、心が守りに入ってキュっと固くなってしまいます。
これもやっぱり言葉にすることが大切。
「自分を許します」「自分を認めます」と何度も声に出してみましょう。
今回のお話に限らず、心を磨くコツは言葉を変えることです。
言葉を変えれば心が変わり、人生が好転します。
少なくとも私はそう信じているし、私の人生は言葉で劇的に好転しました。
だから過去の私と同じように悩むあなたにも、言葉が持つ魔法のような力を伝えたい。
声に出すのはタダですから。
だまされたと思って、ぜひ一度お試しあれ。